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モノガタ x L'Express
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こんにちは。3月9日(火)です。
今週のメールマガジン モノガタ レ クスプレス をお届けしています。
 
#170 < 物語のヒント > 生態系を眺めてみる
// 海の砂漠化とは。

そこは異世界でした

昔、ふいに海外でダイビング(軽いもの)をしたことがあります。

見知らぬ海でさぞ心地よかろうと思われるかもしれませんが、わたしにとってはけっこう恐怖体験でした(笑)

といっても、深刻なトラブルにあったとか、危険な生き物に遭遇したとか、そんなものではありません。

ただ単に鯛とおぼしき魚の列に遭遇してしまっただけなのです。しかも5~6匹程度にすぎない隊列。

海の中でも映える(鯛かどうかは不明)濃いブルーのウロコが異形のモノに感じられて、かつ、結構なスピードで泳ぎ去っていったので驚くとともに恐怖を覚えました。

なんというのでしょう、あぁ人間ってココに来てはいけない存在なんだと感じてしまいました(笑)

生態系、興味深いですよね。

さて、こんな生態系とそこに生きる生物たちの物語が今回のテーマです。

 

海の砂漠化

最近、仕事で海洋生態系を調べていまして、たまたま スイチャンネル sui-channel なるものを発見しました。そして、さきの土曜日に sui-channelさんが YouTubeライブをしてまして、とても興味深かったです。

チャンネル主さんはプロのダイビングガイドの方。仕事柄、潜水・撮影を行われているそうです。
※漁業には厳しい掟があるようで、潜水するエリアの大部分は漁協と協力関係を結んでいるそうです

そして、この方、ボランティアで ウニの駆除をされています。これが今回のテーマです。

ウニと言いましても、種類があり、駆除をしているのは「ガンガゼ」というウニの仲間。現況下で増殖しすぎて、生態系に影響を与えているそうです。この sui-channnelさんの地域では漁協からの依頼で、ガンガゼの駆除をされているという流れ。

このガンガゼ、磯の岩肌で育つ海藻類を食べてしまうのが悩みのたね。陸地に森があり、そこにさまざまな生態系があるように、海の岩肌にとっての海藻にも同じことが言える。ですので、海藻が無くなるということは海の多様性を失うということにつながります。

ガンガゼが海藻類を食べつくしてしまい、岩肌が丸み見えになる状態を「磯焼け(=海の砂漠化)」というそうです。
※ sui-channnelさんは環境変化が理由であり、ガンガゼも被害者かもと言っています。ウニ=悪者という簡単な図式ではない

ガンガゼを駆除し、海藻が育つようになると、生物たちも戻ってきます

その模様も動画に収められていて、これが実に興味深いのです。

同じ場所に定住している魚(クマノミ夫婦とか)もいたり、新参者が入ってきていたりとほほえましい物語が海でも展開されていることがわかります。

まさに物語があちこちに、です。

 

ウニは手間がかかる

さて、先日の YouTubeライブでは、ウニを商品化するまでの手間ひまを放送していました。

ウニ割りライブでの成果物の写真(ウニの瓶詰め)
https://twitter.com/suichan7/status/1368089962797625346


・ウニを採ってきたら、割るのは水中。
・ウニは割ってみないと中身(身の充実度)が分からない。
・かき出した身も海水できれいにして、(食べられるけど)不要な器官を手作業で取る。
・商品化をするには見た目がよくなくてはならず、いったん水気を切って、粒を立たせたりもする。
・そして、貴重なものに見えるよう木箱にいれたりもする。

・また身は卵巣であったり、精巣であったりする。
 色味が違ったりもするが、味にかわりはない

...と、とんでもない手間ひまがかかっていることが分かりました。


また、ウニは何を食べるかによって味が変わるそうです。

この sui-channelさんはウニの畜養に挑戦して、ミカンの皮をたべさせたこともあるそうです。なんと、その時にはウニの身がミカンの味がしたとのこと。

ウニの駆除後の世界や、ウニを畜養した模様も動画に残っています。
興味がある方はどうぞご覧ください。

引用--

2021年2月に実施したウニ駆除回です。
海藻が増えて環境の変化やウニの変化が見えてきました。

●アワビ増殖計画の第一弾動画はコチラ
【ウニ駆除後の海で高級アワビ何匹居るか数えてみたら衝撃の結果に…!】
https://youtu.be/BowEolFIjKY?

●私が過去に実施したキャベツでウニを育てた解説動画はコチラ
【キャベツでウニを1000匹育てたけど無理だった話】
https://youtu.be/zbunXGRw2HE?

以上--

海藻が森であるというのは、
なんだかディズニーのアニメーションででてきそうな表現ですよね。

映像で見る魚たちの生活感を感じると、たしかに豊かな森に見えます。

いたるところに物語のヒントはあります。

自分のことで話すことがないなぁ、などと思われたら
自然系の生態系が作り出す物語に寄り道するのも一手かもしれません。

 

コーヒーブレイク

sui-channnelさんのアドレス(と概要)はこちら
https://www.youtube.com/c/suichannel-umi/about

ウニは飢餓に強い生き物だそうです。身がやせていても生きられる=海藻がなくても生きられる。生き延びているので、海藻が生えてきても、生き残っているウニが新芽を食べてしまうという循環になってしまっているそうです。


:::編集後記:::
先週のメルマガでディズニー前CEOが書いた本を紹介しました。読了して、満足度が高いです。

その足で、ディズニーが手掛けたスター・ウォーズの最新作をレンタルで観ましたが、これは残念ながらわたしは "う~ん" という感じ。
(ディズニーは2012年にスターウォーズを生んだジョージ・ルーカスから制作会社を買っています)

ディズニー側の満足感と、観る側が惹かれるものって違うんだなと改めて感じました。

もちろんスター・ウォーズは偉大な名前なので、誰がやっても続編は難しいと思いますけどね。

※ディズニーが作ったスター・ウォーズシリーズでも外伝の『ローグ・ワン』は面白かったです。
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