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モノガタ x L'Express
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こんにちは。10月19日(火)です。
今週のメールマガジン モノガタ レ クスプレス をお届けしています。
 
#202 < 番外編GT06 > グローバル・トレンド2040
// 構造的な潮流 - 人口動態と人類の成長 /Demographic & Human development

教育、都市集中、中流階級

『 グローバル・トレンド2040 』、6回目。イントロダクションを終え、本編に入っていきます。今回は「構造的な潮流 - 人口動態と人類の成長 /Demographic & Human development」について
※メルマガ最下部 "コーヒーブレイク"ではこれまでの発行履歴リンクをつけています

今回の「構造的な潮流 - 人口動態と人類の成長」該当ウェブページは下記の本文です
https://www.dni.gov/index.php/gt2040-home/gt2040-structural-forces/demographics-and-human-development

文字を読むのがシンドイよ、という方は下記リンク先のPDFをご覧いただくと図で潮流が分かるかと思います。※PDFが開きますのでご注意を
https://www.dni.gov/files/images/globalTrends/GT2040/demographics-0.pdf

...と人口動態に入るその前に。改めて潮流がいくつあったのかを確認していきましょう。

構造的な潮流は4つ
1. 人口動態と人類の成長/Demographic & Human development
2.環境 / Environment
3.経済 / Economic trends
4.技術 / Technology

でした。そしてこの潮流は、以降の「出現しつつある動き(EMERGING DYNAMICS)」に意味を与える下地となる要素でした。

本レポートには各論に入る前に4つの潮流についても1ページを割き触れています(漆塗り/重ね塗りです)。

STRUCTURAL FORCES:SETTING THE PARAMETERS
https://www.dni.gov/index.php/gt2040-home/gt2040-structural-forces

上記部分で気になった記述はこちら

数十年におよぶ人類の発展を経たあと、多くの国は発展のペースをつなげるのに苦労をしそうである、いや維持することさえ厳しいかもしれない。なぜなら、教育や医療は一定度いきわたり、それを超えていくのが難しいと思われるからだ。とりわけ、人口は増え、一方で資源には限界があるのだ

この数行が構造的潮流が抱える課題を表しています

 

構造的な潮流 - 人口動態と人類の成長

レポートの基本、結論は最初に」はここでも徹底されています。各潮流の冒頭に "Key Takeways(ここだけでも持って行って)" が記されています。

下記ページの冒頭、「◎」印4つです
https://www.dni.gov/index.php/gt2040-home/gt2040-structural-forces/demographics-and-human-development

人口動態で世界が迎える環境の代表的なものは2つめの◎

この20年間にわたり、比較的貧しい国々(サブサハラアフリカ、そして南アジア)が人口増加の中心となる。かつ、これらの国々は急速な都市化という課題も抱えることになる

◇サブサハラアフリカ(コンゴ民主共和国のキンシャサ、ナイジェリアのラゴス、アンゴラのルアンダ、タンザニアのダルエスサラーム 、スーダンのハルツーム等サハラ砂漠より南の国)
◇南アジア(インドのニューデリやムンバイやカルカッタ、バングラディッシュのダッカ、パキスタンのカラチ)
※いずれも国名都市は本レポートの地域別予測による


さて、以降は人口動態と人類の成長(Human development)の詳述なのですが、当たり前ながら細かいです^^ すべてを述べるスペースもない(いや、それより私の理解力が追いついていない)のでかいつまみながらお届けします。

ただ、いずれもキーワードはこの3つに思います。

教育(基礎と高等)、都市集中、中流階級

また、ここでも詳述の前にある見出しの4行がまとまっていますので、そのまま貼り付けます

As birth rates remain low and the median age rises, most developed and many emerging economies will see their populations peak and then start to shrink by 2040.

出生率は低いままになり、年齢の中央値が上がる流れ。ほとんどの社会(成熟した場所や立ち現れる場所含め)は2040年までにそのピークを迎え、以降はしぼみはじめる

 

詳述、見出しを追いながら

詳述はわたしが気になった点に触れながら、見出しを追いたいと思います(見出しは頭の中を整理するヒントになるため)。

〇人口の成長が減速、加齢する人類
※今後20年で世界は毎年約14億に増え続け、2040年には約92億人の人口になっている
※2027年近辺でインドの人口が中国を抜き(それでもインドの人口成長速度は減速している)、世界一の人口数になっている
※サブサハラアフリカは人口の2/3を占めており、2050年は同地域現人口のほぼ2倍になっている

・加齢:機会になり、足かせにもなる
 世界の年齢の中央値は、2020年の31歳から、2040年には35歳になる
 → いま日本は48歳とされています。周りで働くひとの年齢層を鑑みるとナルホドの数字かと

・高齢化
 日本の年齢の中央値は現状48歳から、2040年には53歳に。歳を重ねるにつれ一般的には生産性は落ち、年金や社会保険の必要性は上がるので、社会全体としての生産性は減速する。考えられる対応はモノゴトの自動化や移民の受け入れだろう。

・労働者人口
 多くの労働人口を抱え、若年層や高齢者に頼る必要が比較的少ない国は、家計に比較的ゆとりがあり、それが教育に投資されうるかもしれない
 → 人口動態と教育の重要性がこのあとも述べ続けられます

・若者の人口
 → 若年層と人口の中央値の関係は各国異なり、それにともない教育の機会がどのように与えらるかが課題になっているようです。


〇都市化(都市集中)が、成長幅(ニーズ)を変える
※今後の20年、都市の成功いかんが世界人口の成長幅に影響を与える
※都市の人口集中は、2020年で56%であるが、2040年井はその集中は2/3になる。とりわけほとんどの発展途上国はその傾向
※低所得者層の多い国で、都市化が進むと、食料不安が起きうる

〇教育に関するチャレンジ
※次のレベルの教育に向かうには、女性やマイノリティグループへの門戸が開かれること、社会の障害をのぞくこと、政治的な安定があること、公共サービスにおいて政府と民間の投資が増えること、効率的な都市化が必要となる。次のレベルの教育とは、たとえば二次教育-高等や応用(それぞれ secondary and higher education)、デジタルスキルのトレーニングなどである。

※多くの発展途上国において教育は、自給自足の必要最低限の生活から、賃金を得られるようにすることへ向けた教育にフォーカスがあたるかもしれない。また、教育はさらなる健康、教育、男女共同参画へとつながっていく

・女性の社会参画
 女性の基本的な健康と教育についてこの10年、多くの国で伸展が見られた

・こどもが育つ環境
 多くの国でこの20年間、幼児死亡率の低減や栄養失調の改善が見られた

・開かれた教育
 労働人口における高等教育の普及は、歴史的に多くの国で所得の中流化を促すきっかけとなってきた


〇世界的な中流階級層の上昇、およびシフト
※この先20年、中流階級はこれまでと同じような成長ペースは維持できそうにない。また発展途上国においても、その進歩率は鈍化したと感じられるかもしれない。
→ 中流階級がこれまでの増加ペースを保ちつづけるわけではないですが、着実に増え、もしくは維持し続けるという横這いを示すようです


〇移住:ひとびとは移動し続ける
※2019年は、移住者の2/3 が中流収入が達成されている社会からの者だった。さらに半数以上がより高い収入をもとめ移住し、母国に送金をしている。

〇示唆するものや混乱
※人口動態や人類の成長を達成するには政府へのプレッシャーがかかる。公共投資、移民の調整とそれぞれがいくつかの国では不安定につながるかもしれない

・女性、こども、マイノリティの伸展後退
前回のメールマガジンでも取り上げた、新型コロナウィルスパンデミックによる後退の可能性を述べてます


・公共投資への要請圧力
中流階級が増えつつある途上国ではインフラ整備リクエストが政府にかかる

・政治安定の諸刃の剣
高齢者層と若年層ではもとめる政治ニーズが異なる
→ 当たり前に感じますが、本レポートの人口動態で "世界" としてみると現実はダイナミックな課題と感じます

・移民に関して、増え続ける論点
移民をどれだけ認めるか、また、どれくらいをコントロールできるのかについての論点や分断は語られ続けるであろう

・人口動態のシフトは東アジアに利益をもたらすかもしれない
これら地域では、多くの労働者層が生まれ、そして高等教育を受ける人口もふえるであろう

・国際的な支援機関へのプレッシャー
人道的な問題、難民は人類が作り出した課題である。貧困、疫病の解決に向けて着実な改善が求められる

以上、長くなりました。

私自身、読み込めない箇所が多かったです。もし興味があればリンク先の図表なども眺めてみてください。

「構造的な潮流 - 人口動態と人類の成長」該当ウェブページ
https://www.dni.gov/index.php/gt2040-home/gt2040-structural-forces/demographics-and-human-development


未来を予測するにあたり、人口動態はウソをつかない(=生命の寿命なので)というものがあります。当たり前すぎて、見逃してしまいがちですが、人間あっての日常生活です。

私自身もたびたび本章は見返していきたいと思います。

とりわけ、教育の種類と大切さを実感しました。

 

コーヒーブレイク

目次とレポートのダウンロードリンクをこちらに載せておきます。目次は迷子にならないための道しるべです。

GT2040 は実務でも使われる資料なので、目次立てもしっかりしていますし、各章の頭に要約が載っています。しかもホームページではご丁寧に下記の並びでそれぞれの記事が用意されています。

ホームページ
https://www.dni.gov/index.php/gt2040-home

└ はじめに
└ 全体要約
 ・5つのキーテーマ
 ・前段と全体要約

└ Covid-19についての言及

└ 構造的な潮流
  └ 人口動態&教育
  └ 環境
  └ 経済
  └ 技術

└ 出現しつつある動き
  └ 社会面:幻滅、情報社会、分断
  └ 国 内:緊張、乱気流、移行
  └ 国 際:競争激化、不確実、衝突しやすい

└ ビデオ
└ 5つのシナリオ
  └ 1.民主主義の再生
  └ 2.世界的に漂流する
  └ 3.競争的な共生
  └ 4.バラバラになる
  └ 5.悲運の連鎖

└ 地域ごとのシナリオ
  └ ラテンアメリカ
  └ 欧州
  └ ロシア&ユーラシア
  └ 中東&北アフリカ
  └ サハラ以南のアフリカ
  └ 南アジア
  └ 北の東アジア
  └ 南の東アジア
  └ オセアニア


ホームージの大枠は以上のようになっています。

なお、GT2040自体のPDFは以下よりダウンロード可能です。

https://www.dni.gov/index.php/gt2040-home/gt2040-media-and-downloads

Current edition
Global Trends 2040: A More Contested World

をクリックです。156ページ。


◇本メルマガのバックナンバーも併せて。

00 GT2040を読み始めたきっかけ
01 はじめに
02 導入~キーテーマ 5つ
03 ステージ構成
04 全体要約
05 新型コロナウィルス要因が未来に与えるもの


:::編集後記:::
先の土日の雨で確実に季節が変わりましたね。朝夜と冷え込みますので、気を付けてまいりましょう。
+ 物語のチカラ を信じて
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