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モノガタ x L'Express
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こんにちは。3月2日(火)です。
今週のメールマガジン モノガタ レ クスプレス をお届けしています。
 
#169 < 書籍群の紹介 > 大きすぎて見えない
// 「ディズニー」という会社

結構出ています

今日は「ディズニー」という会社の書籍群紹介です。

ディズニーって不思議な会社ですよね。その作品は誰しも必ず一度は観たことがあるのではないでしょうか。一方で、ディズニーという会社はよくわからない。また、大きな会社ですので批判が多いのも事実。

そんなディズニーという会社。

意外と書籍群が出ています。

よく見かけるディズニー書籍はエンターテイメント施設のホスピタリティをテーマとするものかと思います。

今回のメルマガで取り上げるのは、創業者ウォルト・ディズニーや本社に関わるものです。

創業期、クリエイティブ、会社経営の3つをご紹介します。
※未翻訳、絶版などそれぞれ出版状況が異なります

 

ウォルト・ディズニーの奮闘


How to Be Like Walt: Capturing the Disney Magic Every Day of Your Life

by Pat Williams

※おそらく未翻訳


ビジネス作家のパット・ウィリアムズによる一冊。ディズニー王国を作り上げたウォルト・ディズニーの足取りをまとめあげています。

創業期のディズニーがどのような想いをもち、会社を大きくしていったのか。その想いからわたしたちが何を学ぶことができるのかが述べられています。

ディズニー創業期はまさに山あり谷あり。転機となった作品が当時は意欲的な挑戦であった "長編アニメ" 白雪姫であったこと。社員との衝突などが描かれています。

よくもわるくも外部のライターさんが書いた作品です。

 

クリエイティブに特化した一冊


The Illusion of Life

by Frank Thomas & Ollie Johnson

※翻訳絶版(中古は高値)


ディズニーのアニメーターが残した、"ディズニーアニメーション" 誕生のいきさつを記した本。

ウォルト・ディズニーがなにを発していたか、直に声が伝わる「本」という側面。そして、アニメーションの実務家向けの「テキスト」でもあります。

アニメーションに命を吹き込むこと

この一点に手間ひまをかけてきたのが創業期のディズニーメンバーとのこと。このように書いてしまうと当たりまえなのですが、"アニメーションに感情移入をしてしまう" ことって実はありそうでそうそうありません。

キャラクターに命を吹き込むためのツールとして、12のアニメーション技法なども紹介されています(これがまたスゴイ)。

ウォルト・ディズニーがアニメーションに命を掛けてきた結果として、会社を整えてきたことも内部からの声としてもわかる。

クリエイティブと、そこにかける想い(ついてくる経営)という意味で稀有な一冊です。

 

巨大企業を支えた社長

ここまで書いて申し上げるのも変ですが、わたし自身はとりたててディズニーファンではありません。むしろピクサー社(いまはディズニー傘下ですが)の作品の方が好きです。

しかし、上に挙げた 『 The Illusion of Life  』で記されたクリエイター魂。これがいまのディズニーではどのように受け継がれているのかに興味をいだきはじめました。

そこで手に取ったのが昨年2020年に出版された『ディズニーCEOが実践する10の法則』です。

ディズニーCEOが実践する10の法則

by ロバート・アイガー(前CEO / 2020年2月に退任)

表紙になっているのはスーツ姿の男性。ノーネクタイとはいえクリエイティブ風でもなんでもなく、品の良いビジネスパーソン。実はこの写真の人物こそが前CEOロバート・アイガー。そして彼自身が書き残したディズニーでのキャリアの軌跡となっています。

ディズニーのクリエイター魂に興味はあれど、この写真を見るに退屈そう。まずは書店で少し立ち読みをするも、なんだか社内政治のことが目について興味が持てませんでした。

が、図書館で予約をしてしまったので、手に取って冒頭を読んでみたら...

これがまたとんでもなく面白いのです(まだ読み途中)。

ロバート・アイガーは生え抜きのディズニー社員ではなく、ディズニーが買収した放送局ABCのパートタイマーからキャリアをスタートしています。

アイガーは社内で出世する野心を隠すことなく本書に収めているのがすごいところ。

一方で、放送局でどのようにクリエイティブなチームを築いてきたか。チームを信じることの大切さも述べています。そして買収された側(ABC)の人間が、買収した側(ディズニー)のトップになる過程も記されています。

話が濃すぎてまだ1/3も読めていません。

巨大企業になったディズニーの様子がわかり、先にあげた2冊(ディズニーの創業期、アニメーターから見たディズニー)を踏まえると、同社の大きな流れを感じます。

とかく、(わたしは)直前のことにしか目が向けられない一年が続いていますので、たまたま迷い込んだディズニー王国の歴史をしばし歩きたいと思います。

みなさんはどこかの企業の歴史などの感動をされたことはありますか

もしありましたらぜひ教えていただけるとうれしいです(^^)

 

コーヒーブレイク

いまはディズニー傘下になりましたが、アップル社創業者のスティーブ・ジョブズも育てたピクサー社もユニーク。

創業メンバーでもあるエド・キャットムルが記したこの本も面白い。

ピクサー流 創造するちから


ひとが創造的でいられる組織づくりについて細かく書かれています。ピクサー社員とはいえ必ずしもみな絵がうまいわけではなく、補うものとして「よく観察をすること」を推奨するなど事例も豊富。


:::編集後記:::
ディズニーという会社、大きすぎてよく分からないですよね。まさか放送局のABCを買収していたとは知りませんでした。
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