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モノガタ x L'Express
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こんにちは。3月30日(火)です。
今週のメールマガジン モノガタ レ クスプレス をお届けしています。
 
#173 < "未知" もたのしい > 脳科学ヘッブの法則とは!?
// 7年ぶりのF1日本人ドライバーへの期待

7年ぶりに日本人があの世界へ

今日は "人" にフォーカスを充てた内容となります。

先の週末、欧州から生まれた自動車レース F1グランプリ2021 が開幕しました。F1界隈ではニュースがたくさんです。

・無敵のチャンピオン ルイス・ハミルトンが前人未踏の8回目の王者となるか
・対する新世代マックス・フェルスタッペンはいよいよ初の王者になれるか
・フェルスタッペンの足を支えるエンジンは本田技研。なんと今年でF1撤退。フェルスタッペンとともに偉業を成し遂げることができるのか。
・F1レジェンド(1990-2010年代) のミハエル・シューマッハの息子、ミック・シューマッハのF1デビュー。彼はどこまでF1で活躍ができるのか。
・悲運の元F1チャンピオン(2冠) フェルナンド・アロンソ。40歳でのF1復帰。再び王座に近づけるか。

そして、7年ぶりに日本人F1ドライバーが誕生角田裕毅(つのだ ゆうき)はデビューイヤーにどのような活躍を見せてくれるのか。

そうなんです。見どころたくさんです。

日本人ファンは、久しぶりに日本人F1ドライバーが復活することにわくわくしているのではないでしょうか。

ただ、この "わくわく感"。日本人だけではないのです。実は世界中(ファンもレース業界も)が若干20歳の角田裕毅に期待を寄せているのです。

つまり、角田裕毅は "日本人" という枠組みをすでに超えてしまっている新人。

私はテニスに詳しくはありませんが、錦織圭選手や大坂なおみ選手がポーンと世界で注目された衝撃。あれと同じような衝撃度合いを角田選手はもたらしてくれるのではと思っています。

 

角田選手が期待される理由

次世代F1ドライバーの筆頭はマックス・フェルスタッペンという選手です。彼は現在23歳。

ですが、F1ドライバー歴はなんと6年目。F1デビューが17才(!!)だったのです。17才という年令は欧州ではまだ自動車免許が取れない年令だそう。いかにフェルスタッペンが異例の存在であるかがわかります。※彼の父もF1ドライバーでした。なので二世F1ドライバー。

そんなフェルスタッペンと同じくらいの期待が角田には寄せられているのです。

なぜかと言うと、角田はフェルスタッペンがデビューしたのと同じチームでキャリアをスタートしたから。

"同じチーム"であることに何の意味があるかというと、それは新人発掘に定評のある名伯楽二人(ヘルムート・マルコとフランツ・トスト)のお眼鏡にかなったことを指します。

そしてそして、このチームのオーナーは誰かというと...

いまや世界のトップブランドになったエナジードリンクメーカーの「レッド・ブル」なのです。


レッド・ブルは "エキサイティングさ" を象徴するスポーツの支援し続けており、F1チームを有することもその一環。

F1ドライバー育成プロジェクトもあり、多くの若者が門をたたき、そして大半の若者が夢破れています。さらに、F1デビューが出来たからといって、安泰ではありません。F1デビュー後も活躍できない選手は少なくとも2年後にはその進退を評価されてしまう厳しいプロジェクト。

そのプロジェクト自体も、いま角田選手に期待を寄せているのです。

さて、角田選手は冬季F1テストも着実にこなし、関係者の評価を上げました。そして、この週末のF1開幕戦では無事9位(入賞/F1デビューで入賞は日本人初)で完走することができました。

全20台中の9位であり、真ん中と言ってしまえばそれまでなのですが、レース内容が素晴らしかったです。なんと、チャンピオン経験者3人をレース中に抜き去っての入賞です。

いままでこれができた新人ドライバーがいたかどうか、私の記憶ではいなかったと思います。

角田選手の当日の走りがF1公式YouTubeチャンネルで特集が組まれています(約4分も)。

4冠王者 セバスチャン・ベッテルをパス
https://youtu.be/TMvoR181m4I?t=92

2冠王者 フェルナンド・アロンソ(※今年F1復帰)をパス(角田選手が尊敬する対象)
https://youtu.be/TMvoR181m4I?t=106

直近では名門フェラーリで最後チャンピオン(2007年)となっているキミ・ライコネンをパス
https://youtu.be/TMvoR181m4I?t=153

ライコネンをパスした後は、レース最終週でもう1台を抜き去り10位から9位まで上がった角田選手の踏ん張りも収録されています。


また角田はレース中の無線においても、不満があればそれを口に出す(もちろん英語で)こともするメンタリティの太さも持っています。

まさかこんなドライバーが日本人(正確には日本というよりも、欧米から離れたアジア圏)から生まれるとは。純粋にうれしいです。

角田は "未知" の存在なわけですが、
この未知って、改めて考えると不思議です。

わくわく? それとも 怖い?

未知ってどちらでしょう

 

脳的には...


脳の構造としては、未知のものはまず恐怖の対象になると思います。

脳はいくつかの構造に分かれています。

生物が生きるための機能を動かす原始からの脳(脳幹や中脳)としては、まだ見ぬものは生命を脅かしかねないので恐怖の対象になります。

未知=怖い、です。

では、未知=わくわく、の関係はというと...

好奇心が生み出すのでしょうか。好奇心 - わたしは脳の専門家でもないので推測ですが - は、人間たらしめる脳の部位、大脳(前頭葉など)から生まれると思います。

脳神経回路には、回路をつかうほど他の神経とつながり、太くなっていく特長があります(ヘッブの法則)

よって、対象のことを知れば知るほど、脳の回路が太くなり、その対象への好奇心(わくわく)が増していくのではと考えられます。

※逆に言うと、未知のものに近づかなければ、文字通り"未だ知らぬ"まま。だから未来のことを考えるのは億劫なのかもしれません。

おそらく、角田選手の存在は、彼のチームメート(や新人ドライバーたち)からすると未知=恐怖が先に来るのでしょう。

でも名伯楽たちには、未知をわくわくへとつなげる回路があるのだと思います。

それは幾人もの若者ドライバーたちの物語を見据えてきた経験がなせるものなのでしょう。

物語のよいところは、単なるデータ(単語)をつなげて情報(文脈)にできるところにあります。

昨年の秋に角田選手のF1デビューが決まり、好調な冬のテストを見ても、未知のものだった角田選手。これが先の週末で結果を出してくれ、私の中でわくわくの存在になりつつあります。

あらためて「未知」って不思議ですね。

このコロナ禍も長い目で見て人類として乗り越えられることを願うばかりです。

 

コーヒーブレイク

角田選手のウィキペディア情報を貼り付けておきます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%92%E7%94%B0%E8%A3%95%E6%AF%85

神奈川県相模原市出身なんですよね。この土地は、実は片山右京選手(元F1ドライバー)の出身地でもあります。

なにか理由があるんですかね。


:::編集後記:::
現在F1グランプリ全体の統括をしている人物にロス・ブラウンという人がいます。彼はレジェンド ミハエル・シューマッハと名門フェラーリを立て直したのみならず、現在無敵のメルセデスF1チームの礎を築いた人物。

そんな人が、角田選手のことをほめたたえる記事も発見しました。

角田選手、ますます期待が高まるばかりです(^^)
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