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モノガタ x L'Express
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こんにちは。8月10日(火)です。
今週のメールマガジン モノガタ レ クスプレス をお届けしています。
 
#192 < 劇団と身心 > VAK を改めて
// あなたはどの感覚がスルドイでしょう

とある劇団代表のお話

先月、劇団の代表者と話をさせていただく機会がありました。この劇団は小学生向けに公演もされているとのこと。いくつかの想いをお聞かせいただきました。

たとえば舞台のつくり。小学校の体育館で劇をされる際、大切にするのは目線。普通に考えれば演者が舞台に立ち、観客はアリーナ側です。しかし、この劇団の組み立ては逆。

(体育館の)舞台が観客席の一番目線の高いエリアに。舞台に近いアリーナ側から段々に下がるように席を作っていき、演者に一番近い席は体育マットで体育座り(^^)

一般的な形態通りアリーナ側が観客席だと、前の子の身長や座り方によって前が見えづらくなることもある。また、アリーナと舞台には高低差があるので首も見上げた形になりますよね。

一方で、この劇団の方式だと観客は演劇の全体像がどの席からでも見渡せます。

劇団が大切にされていると言う "人との交流" を実践する意味でも『目線』への心配りは大切なのだと思います。

 

言葉が通じなくとも...

モノゴトのメッセージが伝わるのって、本当に不思議です。言葉だけでなく、身振り手振り、音、場の雰囲気など複数要素が絡んできます。

この劇団代表からこんなエピソードもいただきました。「十年ほど前のこと。東南アジアに海外公演をうったことがあり、こどもたちから多くのことを教わった」と。劇は三匹の子豚。

東南アジアの言葉はさまざまですから、当然、劇のセリフは自分たちの母国語(日本語)でやらざるを得ない。伝わるだろうか」とメコン川を渡りながら不安で一杯だったそう。

そして代表は覚悟を決めます。

言葉は何であれ、"劇" で伝えるゾ!」と。

結果、こどもたちは大喜びだったそうで、意味も多くは伝わっていたと。

伝えるゾ、という気迫があれば、こどもたちに伝わるんです」と嬉しそうに語ってくださいました。

また今後についてもこのように言及。

このコロナ禍では身体がどうしても小さくなりがち。身体が小さくまとまると元気にならない。今後、当劇団は組織規模を大きくしていきたい。できるかどうか分からないけど(こんな状況下だからこそ)夢は大きくです」と大らかにほほ笑んでくれたのです。

目線を合わせること、伝える気持ち、身体を活かしきること。

"人との交流" を軸にされているからこそ語れることではないでしょうか。

 

VAK(視覚、聴覚、身体感覚)

脳科学を活用したコミュニケーション分野では「VAK(視覚/Visual、聴覚/Auditory、身体感覚/Kinesthetic)」の活用もテーマとされています。

たとえば、先の劇団との会話。わたしのVAKをたどると...

7月末の都内、午前、晴れ

〇視覚/Visual
・事務室に貼られた他劇団同士のニュースレターが冷房の風に乗って、そよいでいました
・10時すぎ。ここ来るまでの道のりはすでに暑さで道路にカゲロウがゆらゆらと
 (なので事務室の冷房の風とそよぐニュースレターが視覚に際立ちます)

〇聴覚/Auditory
・事務室の下が稽古場になっており、劇団員の声や演奏が聞こえてくる
 (伝えるぞ、という気迫のベースがここで養われているのだなと実感)

〇身体感覚/Kinesthetic
・お話ししたときの椅子は、昔ながらの背もたれが腰ほどもない四角い木の椅子
 木は伸び縮みしますから、カタカタいう。それがまたよい。

とお話していた様子を「VAK(視覚、聴覚、身体感覚)」で分解できるのです。

わたし自身は、視覚と聴覚が強く、身体感覚はそれほど記憶に残りません。視覚にひもづいて身体感覚を思い出すことができるという感覚でしょうか。

ひとそれぞれスルドイ分野は違うでしょうし、どなたも複数にまたがった感覚をお持ちではないかと思います。

人との対話、もしくは他の人に伝えるメッセージを作るとき
ちょっとこの「VAK(視覚、聴覚、身体感覚)」で分解をしてみると
あなたらしいヒントが見つかるかもしれません。

なによりも、自分のクセがわかるのは楽しいですよ^^

 

コーヒーブレイク

劇団代表が夢を語られた時の姿が印象的でした。なんとも言葉にしづらいのがもどかしい(笑)

少年のようであり、でも大人のおおらかさがある。快活なんだけど、この言葉はちょっとドライで面白味がない。

身体表現をされている方は、もっているエネルギーが発露する術をご存知なのかなと思いました。

いやぁ、思い返してみても素敵な時間をいただけました。感謝。


:::編集後記:::
身体的なことを述べておきながら、いや~~~暑い日が続きますね~~~

わたしは四季でこの時期が一番苦手でして、劇団までの道程のカゲロウは永遠に感じました(笑)
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