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モノガタ x L'Express
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こんにちは。10月12日(火)です。
今週のメールマガジン モノガタ レ クスプレス をお届けしています。
 
#201 < 番外編GT05 > グローバル・トレンド2040
// 新型コロナウィルス要因が未来に与えるもの

解明より、多くの疑問を

『 グローバル・トレンド2040 』、5回目。イントロダクション、導入の最後です。「新型コロナウィルス要因が未来に与えるもの」について
※メルマガ最下部 "コーヒーブレイク"ではこれまでの発行履歴リンクをつけています

今回の「新型コロナウィルス要因」該当ウェブページは下記の本文です
https://www.dni.gov/index.php/gt2040-home/summary/the-covid-factor

新型コロナウィルスについては全世界のひとびとが関係し、体感していること。なので敢えてレポートを読む必要もないかもしれません。

しかし、改めて本レポートを読む目的のひとつは "すでに共有された世界的な挑戦(shared global challenge)" を認識すること

メルマガを書くにあたり、本セクションも初めて接する気持ちで読み直しました。この節については最後に書かれた見出しがすべてを表していると思います。

More Questions Than Answers

解明より、多くの疑問を生んだこの(新型コロナウィルスという)現象

 

逆流も生んでいないか!?

本節は2つの流れと、6つの現象を述べています。

まずは、2つの流れについて大見出しのみ

A:いくつかの潮流を加速させ、研ぎ澄まさせた新型コロナウィルス
B:一方で、他者を減速、もしくは逆流させた新型コロナウィルス

とまとめています。正反対の動きですね。続けて、小見出し6つの現象を(これはAに紐づきます)。

A:いくつかの潮流を加速させ、研ぎ澄まさせた新型コロナウィルス
 └ 経済活動に影響をおよぼした(ストレスを強化)
 └ 愛国主義や分極化を強化した
 └ 不均衡を深めた
 └ 統治(統制)をゆがめつつある
 └ 失策した国際協力を強調した
 └ 国家でない勢力(私企業など)の役割が強まった

いくつかは小見出しそのままの内容のため、わたしくが気になり下線を引いた部分のみを意訳抜粋します。

〇不均衡を深めた
新型コロナウィルスは低所得者の立ち位置をさらに深刻なものにした。仮にこの疫病がコントロール下におかれたとしても、多くの家族ははるかに後退させられた経済状況になるであろう。とりわけ、(補注:人と接することが必要な)サービス部門や、経済的でない部門(補注:公共福祉を指すかと)に従事するひとたちである。

〇統治(統制)をゆがめつつある
パンデミックは、混乱していて分極化している情報なるものを悪化させた。これにより開かれた社会や健康福祉において自尊心が損なわれたと言える。

また一定の政治思想がパンデミックを口実に相対する勢力をけん制することで、パンデミックを収める機会が減ってしまうことになったようにも見受けられる。

〇国家でない勢力(私企業など)の役割が強まった
WHOなどの機関はその在り方に大きな疑問符が与えられた。しかし、これら危機も究極的には、その再構築、データ収集の標準化、情報共有の在り方へに変化を促すものである。また、公共と私的組織の新たなパートナーシップが形づくられるであろう。

そして、逆流の軸(B)
B:一方で、他者を減速、もしくは逆流させた新型コロナウィルスは以下のポイントを。

新型コロナウィルスは、人類の成長に対していくつかの長期的な潮流を減速させ、または逆流させるものになったかもしれない。

とりわけ、貧困と病気をなくすための運動、そして性別の不均衡ギャップはその影響を受けるかもしれない。

 

More Questions Than Answers

節を締める見出しは、解明より、多くの疑問を生んだこの(新型コロナウィルスという)現象です。

わたしたちは、新型コロナウィルスの第2、第3の影響を受け、未来を予測するのがいかに難しいかを思い知らされた。

それゆえ(本レポートの)研究・分析者としては、以下のことを思う。

わたしたちはより一層、用心深く動き、よりよい質問を自己に投げかけ、生まれてきた仮定を検証していくことが必要だ。また、自ずと生まれる偏見もチェックし、変化の微弱な兆候に目くばせをする必要もある。

と締めています。

実は本節の前段にて、レポート策定チームはこのような質問を携え、この節に取り組んだと言います。

どの潮流が、この新型コロナウィルス禍でも耐えうるか
パンデミックの影響でどの潮流が加速、または減速するのか
どの場所、範囲で、根源的で体形的な変化(シフト)が起きうるか
この壊滅的な状況は一時的なものか、また、このパンデミックは新たな未来への力を解放するものか

本レポートが論じているのは15~20年先を動かす Trend(潮流)です。この潮流が耐えうるかについて質問を問いかけざるをえない。それくらい新型コロナウィルスの要因は深いことが表れています。

歴史が応えを出し始めるのは、おそらく数十年先のことでしょう。

自らが数十年後を振り返ったとき、"その足がかりとなったな" と思える本レポート(本節)ではないかと思います。

 

コーヒーブレイク

目次とレポートのダウンロードリンクをこちらに載せておきます。目次は迷子にならないための道しるべです。

GT2040 は実務でも使われる資料なので、目次立てもしっかりしていますし、各章の頭に要約が載っています。しかもホームページではご丁寧に下記の並びでそれぞれの記事が用意されています。

ホームページ
https://www.dni.gov/index.php/gt2040-home

└ はじめに
└ 全体要約
 ・5つのキーテーマ
 ・前段と全体要約
└ Covid-19についての言及
└ 構造的な潮流
  └ 人口動態&教育
  └ 環境
  └ 経済
  └ 技術

└ 出現しつつある動き
  └ 社会面:幻滅、情報社会、分断
  └ 国 内:緊張、乱気流、移行
  └ 国 際:競争激化、不確実、衝突しやすい

└ ビデオ
└ 5つのシナリオ
  └ 1.民主主義の再生
  └ 2.世界的に漂流する
  └ 3.競争的な共生
  └ 4.バラバラになる
  └ 5.悲運の連鎖

└ 地域ごとのシナリオ
  └ ラテンアメリカ
  └ 欧州
  └ ロシア&ユーラシア
  └ 中東&北アフリカ
  └ サハラ以南のアフリカ
  └ 南アジア
  └ 北の東アジア
  └ 南の東アジア
  └ オセアニア


ホームージの大枠は以上のようになっています。

なお、GT2040自体のPDFは以下よりダウンロード可能です。

https://www.dni.gov/index.php/gt2040-home/gt2040-media-and-downloads

Current edition
Global Trends 2040: A More Contested World

をクリックです。156ページ。


◇本メルマガのバックナンバーも併せて。

00 GT2040を読み始めたきっかけ
01 はじめに
02 導入~キーテーマ 5つ
03 ステージ構成
04 全体要約


:::編集後記:::
この新型コロナウィルスの節は、わたしにしては珍しく(!?)丁寧に辞書を引きながら読みました。日常生活でたくさんの情報が入ってきていて、もうたくさん...という心境だったので虚心坦懐に、です。

本文A、4つ目の小見出し下では、自由主義が他勢力を抑えつけた(かつ、解決を遅らせた)と記されています。わずか5行の記述なのでその意図は図りかねますが、自由主義を標榜するかのようなアメリカでのこの記述。まさしく地殻変動が起きているのかもしれませんね。

今回のメルマガでも本文を長く書いてきましたが、本節では上記部分もとても気になっています。まさに編集後記^^
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