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モノガタ x L'Express
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こんにちは。1月12日(火)です。
今週のメールマガジン モノガタ レ クスプレス をお届けしています。
 
#161 < 聞き手をどこに > 2つの語り口
// ミステリー型それともスリラー型?

ストーリーそのものとは別の要素

ストーリーの組み立てにはいくつかの定石があります。

・昔話型(ある時、ある場所に、主人公がいて、そして...)
・ヒーローズジャーニー型(悪があり、仲間とともに困難を乗り越え...)

などなど。

本メールマガジンではストーリーを構成する要素として
「主人公・悪者・ガイド」の3つの柱 と
「 ユーモア・皮肉(悲哀)・哲学」の3つのスパイスを
挙げてきました。

一方で、ストーリーそのものとは別の要素があります。

それは「語り口」です。

ストーリーが何を言うか、ならば、
語り口はどう言うか、です。

 

2つの語り口

デビッド・バルダッチという小説家がいます。アメリカならばどんな書店にも置いてあるとも言われるほど、多くのシリーズ作を出しています。

彼は事件性のある物語を描くことが多いのですが、事件を語るには2つの語り口があると言います。それは...

ミステリースリラーです。

これらの違いは普段意識することはほとんどないと思います。
バルダッチによるとこれらの違いは以下になります。

ミステリーは、読み手には犯人が明かされず、主人公と読み手がともに犯人を探す手続きをとるもの。

スリラーは、読み手も犯人を知っていること。主人公に訪れる魔の手を、読み手はハラハラと応援しながら主人公とともに犯人を突き止める手続きをとるもの。

書いてしまうと当たり前に感じるのが不思議。ただ、これらの違いを知ったうえで、身の回りの物語に触れると、話の捉え方が少し立体的になってきます。

ちなみにバルダッチは、ミステリーとスリラーを合わせた作品に仕上げていて、登場人物の印象が物語の局面ごとに鮮やかに塗り替えられていくのが特徴です。

 

その話を語るならば...

ミステリーとスリラーの2つの語り口。

たとえば、あなたの話を語るならばどちらが適しているのでしょうか

(ビジネスなど)聞き手が課題への解決策を求めている場合は、ミステリー型の語り口が適しているかもしれません。プレゼン、ビジネスセミナーは解決策にいたるまでのプロセスもその価値の一部です。

一方で、長期的な目線でお客様や関係者に応援してもらいたいときなどは、スリラー型が適しているかもしれません。聞き手には、語り手が想定する悪者(課題)を克服する応援をしてもらう構造です。

ミステリー型は話し手と聞き手が向かい合っているイメージですが、スリラー型は話し手も聞き手も横並びで物語を見守るイメージでしょうか。


このリモートワーク下では、どのような語り口が適しているのでしょうか。

語り口はストーリーそのものではありません。相手になにを伝えたいのであろうか、が核にあってこその語り口。


今年もそれらを考える時間が与えられている気がしています。

 

コーヒーブレイク

※先週のコーヒーブレイクを再掲します。やはり、現代人の集中力の持続時間が8秒というのはなかなかな衝撃です

年末から読み続けている本(思考力がテーマ)に衝撃の記述がありました。

なんと現代人の集中力は金魚以下だそうです。

金魚の集中力は9秒。2015年時点のリサーチ対象者の集中力の持続時間は8秒だったそう。
2000年時点では12秒だったようで、2013年には8秒になっていたとか。

ビジネス誌のダイヤモンドオンラインに同じ研究結果の内容が載っていたので転載します。

https://diamond.jp/articles/-/113465


:::編集後記:::
昨年はまったくと言ってよいほど本を読めなかったのですが、昨年末から本を手に取る時間が増えています。やっぱり昨年はいろいろ影響を受けていたんですね。。。って、まだその影響下にありますよね。
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