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モノガタ x L'Express
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こんにちは。10月5日(火)です。
今週のメールマガジン モノガタ レ クスプレス をお届けしています。
 
#200 < 番外編GT04 > グローバル・トレンド2040
// ようやく、全体要約!

ようやく、全体要約!

『 グローバル・トレンド2040 』、4回目。今回はようやく(笑)、全体要約。 "エグゼクティブ・サマリー" です。
※メルマガ最下部 "コーヒーブレイク"ではこれまでの発行履歴リンクをつけています

今回の「全体要約」該当ウェブページは下記の本文です
https://www.dni.gov/index.php/gt2040-home/summary

本題に入る前に、皆様にお礼を。気がつけばメールマガジンが200回となっていました。週刊のメールマガジンなので4年間継続が目前です。

ひとえに読んでくださる皆様のおかげです。ありがとうございます

さて、戻ります^^

"エグゼクティブ・サマリー(EXECUTIVE SUMMARY)" は、意思決定力のあるひと、組織へ向けてのまとめ文書とされています。本レポートでいうと、おそらく米国大統領向けとなります。

短ければよいとされていますが、本レポートのそれは、1ページ2段組みで4ページ。なんとなくの目算ですが、全部で15,200文字(英単語)。日本語にすると1.5倍のボリュームになると仮定すると22,800文字の要約です。

これが多いのか少ないのか分かりませんが、パワーポイント1枚に図式化したポンチ図よりは密度が濃いのは間違いありません。

かつ、目次構成がしっかりしているので、ここでも同じキーワードがいくつもでてきます。

それではまいりましょう。

 

構成は要約でも漆塗り

目次構成はメルマガ下部「コーヒーブレイク」に載せておりますが、この目次構成を漆塗りするかのように要約しています。よって、本メルマガでも同じことを繰り返し書くことになってしまいます。

が、レポートを読み返すたび、反すうできる余地があることに気がつきます。みなさまもどうぞお付き合いくださいませ。

〇この4つの構造的な潮流(STRUCTURAL FORCES)こそ、未来予測の各種要素を決定づける。

構造的な潮流( 人口動態/Demographic & Human development、環境 / Environment、経済 / Economic trends、技術 / Technology )。

気候変動、都市への人口集中、新たな技術の登場などいくつかの分野ではこの潮流は激しくなるだろう。一方で、ヒトの成長(※補注:Human developmentの後者の単語 "開発" をどう訳していいか分からず^^)、経済の成長はどうやら速度が遅くなりそうだ。むしろ、ある場所では後退することすらあるだろう。いずれにしても、いくつもの要素がからみあっているのでこの軌道はかわることもあるだろう。

明らかな伸展ではあっても、多くの人の生活や糧を破壊してしまうこともあるだろう。不安に思わせる時代、そして適応を強いられる時代にもなるかもしれない。

人口動態で、今後の20年、もっとも確かな流れは、世界的な人口増加の減速、そして急速な高齢化である。

ヒトの成長は過去数十年、歴史的な進歩をしてきたが、次のレベルの成長への糸口は見えづらい。教育を充実させること、21世紀に増加した都市部のミドルクラスの生産性を上げるインフラを整えることが挑戦となるだろう。

環境問題はこの先20年間で激流となるだろう。とくに2030年代は。

経済は国家の債務上昇含め、入り組んでいながら断片的な商流環境となる。巨大なオンライン市場を提供する企業は、引き続き国際商流を加速させ、零細企業の成長を手伝い、零細企業は国際マーケットへの足がかりを見つけていくだろう。

アジア経済は、速度は弱まるであろうが数十年の成長幅が見られる。少なくとも2030年代は。

生産性の成長が引き続き経済成長のキー要素となりつづける。

技術:技術は進歩し、技術の核心をにぎるための国際競争は増していく。


出現しつつある動き(EMERGING DYNAMICS)。構造的な潮流は、社会コミュニティ、国家、国際とあらゆるレベルに影響を与え、交差していく。もしかすると冷戦時代であるかのような競争もみられるかもしれない。イデオロギーを示すことは社会をまとめ、困難な課題に挑戦するための効率的な方法でもあるのだ。

社会においては、経済、文化、政治についての断片化や競合が増してきている。そして、似たもの同士が惹かれつつあるのだ。

国家レベルでは、国民が必要とし、期待されるものと国家ができる(できうる)ものとのミスマッチが増していく。このギャップも確かに問題だが、歴史をたどるとこのようなダイナミクスが、"(人々が主体の)統治" について次のドアを開き、重大な変化ももたらしてきた。

国際システムではひとつの国家が力を集中させることはなさそうだ。非常に多くの参加者が競争によってシステムを形作り、各々の(より)狭いゴールを達成していく。


2040へ向けて、5つのシナリオ(ALTERNATIVE SCENARIOS FOR 2040)。これら潮流とダイナミクスへの人類の反応の仕方、がこの先20年の進歩を形づくる。

以下の3つの質問をもとに、5つのシナリオを構成した。

• How severe are the looming global challenges?
 そびえたつ世界的な挑戦は、いかような厳しさがあるのだろうか?

• How do states and nonstate actors engage in the world, including focus and type of engagement?
 国家、またはそれ以外の行動主体は、どこに焦点を当て、どのような覚悟をもって世界にかかわっていくのだろうか?

• Finally, what do states prioritize for the future?
 未来に対して国家が想定する優先順位は何であるか?

※補注:5つのシナリオは前回GT03の記載のものを、5番目の補注以外そのまま貼り付け引用

以下、引用--

1.民主主義の再生:アメリカ、そして歩みを合わせる民主主義国家によって、民主主義の再生が図られるシナリオ

2.世界的に漂流する:国際的なシステムの方向性が定まらず、国際ルールや国際機関が無視されるようになるシナリオ

3.競争的な共生:アメリカ合衆国とチャイナが経済を促進し、堅固な国際商流を築くシナリオ。しかし、それらは政治的な影響、統治のモデル、技術の覇権などのバランスに成り立つものである。

4.バラバラになる:いくつかのブロックに断片化した世界のシナリオ。自地域内を満たすことに目が向き、国際的な貿易は壊れていく。この流れにのる下地のない発展途上国は苦労をするであろう。

5.悲運と流動化:EUとチャイナによる国際連立(それぞれNGOや国際機関との協働が入る)。※補注:このタイトルと本文のつながりが原文からの読み取りが難しいです。追って読み込みながら確かめたいと思います。

今回補注GT04:上記にEUとチャイナの国際連立と述べていましたが、この全体要約を読むと、あくまでアメリカ合衆国が主体でありつつも、EUとチャイナがそれぞれ国際的な歩みに入って来るというシナリオのようです。5番シナリオの全体像が見えないのはまだ変わらず

以上--

 

認識改め( shared global challenge )

GT02で出した、すでに共有された世界的な挑戦shared global challenge)というコトバ。なにが共有されているのかを認識してくことも本レポートを読む目的でした。

みなさんは現時点でどのようなコトバが引っかかったでしょうか

わたしが認識を改めたのは、人口動態、国家財務、都市の状況、気候変動でした。

・世界の人口増加は2040年までには減速していること。そして急速な高齢化が進むこと

・国家財務は負債を抱えていること

・都市は人口過密を増し、生まれたミドルクラスの生産性向上が課題であること

・気候変動はやっぱり喫緊の課題。身近な生活(産業)への多大な影響

と言ったところでしょうか。

何回も同じキーワードがでてくる度合いが高く、普通の読書なら読み飛ばすところです。しかし、本レポートは反すうして読むあそび(スペース)があり、そこは有難いです。

次回は 新型コロナウィルスへの言及についてです。

 

コーヒーブレイク

目次とレポートのダウンロードリンクをこちらに載せておきます。目次は迷子にならないための道しるべです。

GT2040 は実務でも使われる資料なので、目次立てもしっかりしていますし、各章の頭に要約が載っています。しかもホームページではご丁寧に下記の並びでそれぞれの記事が用意されています。

ホームページ
https://www.dni.gov/index.php/gt2040-home

└ はじめに
└ 全体要約
 ・5つのキーテーマ
 ・前段と全体要約
  
└ Covid-19についての言及
└ 構造的な潮流
  └ 人口動態&教育
  └ 環境
  └ 経済
  └ 技術

└ 出現しつつある動き
  └ 社会面:幻滅、情報社会、分断
  └ 国 内:緊張、乱気流、移行
  └ 国 際:競争激化、不確実、衝突しやすい

└ ビデオ
└ 5つのシナリオ
  └ 1.民主主義の再生
  └ 2.世界的に漂流する
  └ 3.競争的な共生
  └ 4.バラバラになる
  └ 5.悲運の連鎖

└ 地域ごとのシナリオ
  └ ラテンアメリカ
  └ 欧州
  └ ロシア&ユーラシア
  └ 中東&北アフリカ
  └ サハラ以南のアフリカ
  └ 南アジア
  └ 北の東アジア
  └ 南の東アジア
  └ オセアニア


ホームージの大枠は以上のようになっています。

なお、GT2040自体のPDFは以下よりダウンロード可能です。

https://www.dni.gov/index.php/gt2040-home/gt2040-media-and-downloads

Current edition
Global Trends 2040: A More Contested World

をクリックです。156ページ。


◇本メルマガのバックナンバーも併せて。

00 GT2040を読み始めたきっかけ
01 はじめに
02 導入~キーテーマ 5つ
03 ステージ構成


:::編集後記:::
メルマガ発行からそろそろ4年。。。そんなに経つのか~と実感がほぼありません(笑)みなさまに感謝です。
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