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"スタイル" というのは、どこから生まれてくるのでしょうか。
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こんにちは。11月24日(火)です。
今週のメールマガジン
モノガタ レ クスプレス
をお届けしています。
#155 < スタイルを語る > レーサー、格闘家、クリエイター
// 「語れる」場づくりの大切さ
ザナルディ、容体安定の報
今年6月下旬、自転車(ハンドサイクル)レース中に大けがを追ったアレックス・ザナルディ選手。下記メールマガジンでお届けしていました。
#133 < 物語りのスパイス - 悲哀 > がんばれ!不死鳥、ザナルディ!
// 上り坂オールージュから 下り坂コークスクリュー
https://mailchi.mp/ab2aaa446764/133
この連休中、ほっとひと息のニュースが流れてきました。ザナルディの容体が安定。自宅近くの病院に移った模様です。
彼は90年代初頭、ヨーロッパの自動車レーサーとして頭角を表し、F1デビュー。しかし期待とは裏腹に不運が続き、アメリカンへと場を移しレース活動。瞬く間にアメリカンヒーローとなり、F1に凱旋。しかし、チームとの折り合いが悪く、2年で契約打ち切り。再びアメリカに戻るも、今度はレースの事故で両足切断の大けが。
ここで彼はレース活動をハンドサイクルに移し、パラリンピック - ハンドサイクルのメダリスト(金4枚・銀2枚)となっていました。そして来年のパラリンピックに向けてのレース中に大けがを負っていたのです。
生死をさまよう事故だったので、容体が安定してよかったです。
ザナルディは「不死鳥」と言われており、常に全力でアタックし続ける "スタイル" が世界中のファンを魅了しています
。
6月以降、調べたネットインタビューによると、F1に再チャレンジ(米チャンピオンとしての凱旋)した際、なぜうまくいかなかったのかがこう述べられていました。
「
(チームと折り合いが悪かったのは)わたしが車に対して変更をもとめても聞き入れてくれなかったことが理由のひとつ。ドライバーは車に合わせて走ることが求められたんだ
」と。
そもそもこのチームはドライバーよりも車の開発を優先するスタイルでした。ドライバーにもスタイルがあることは受け入れてくれない環境だった
のです。
総合格闘家、五味隆典(ごみたかのり)
さて、この連休中、なぜか YouTube のおすすめに2000年代の総合格闘技ブームの一翼をになった五味隆典選手が出てきました。※いま思えば連休中に行われた格闘技イベントの影響かもしれません
この五味選手の動画、どのようなものだったのか。それは40代前半になった彼のもとに、いままさに成長中で期待を集める2人の選手が出稽古に伺っているという内容だったのです。
2人の選手ともに自身のYouTubeチャンネルをもっており、出稽古はそれぞれ別々。また、五味選手は五味選手でYouTubeチャンネルをもっており彼らの出稽模様を動画アップしているので、4~5本の動画が上がっています。いまらしいですね(笑)
いまをきらめく若手選手が、五味選手のもとに慕って訪れるって、すごいことです。
五味選手のスタイルは、たまたまですがやはり、ザナルディ選手と同じく常に全力でアタックし続ける姿勢です。テレビでは 火の玉ボーイ と言われていました
。
2000年代は大晦日に総合格闘技イベントが行われるくらいの格闘技ブームでした。その中で五味選手はKO勝利した試合後にこう名言を残しています。
「
大晦日に判定?駄目だよ、KOじゃなきゃ!
」と。
そののち五味選手はアメリカへと舞台を移します。そこでは世界のトップ選手と渡り合い、残念ながらチャンピオンには手が届きませんでしたが、常に全力でアタックするスタイルは一貫して続けてくれたのでした。
五味選手のもとに出稽古に来た若手有望選手はこう言います。
「
ぼくがいくら大晦日で試合に勝ったって、五味さんみたいに観客は盛り上がらないんですよ。やっぱり五味さんでなきゃ
」と。
有望選手にこう言わしめたのは、やはり五味選手のスタイルに魅了されているからでしょう。
それを一層印象付けたのはやはり大晦日の名言「KOでしょ」だと思います。
テレビ番組のインタビューで五味選手はこの名言の裏を語っていました。
「
試合に勝ったらなにか言おうと数日前から考えていました。で、矢沢永吉さんのライブでのセリフを思い出して、そこから少し頂戴しました。それをチームで話していてああなったんですね
」と。
そして同じセリフを翌年年末も述べたのですが「チームからもう流行らないからいうのはやめときなって言われてました(でも、翌年も言っちゃった)」と憎めないところも出してくれています。
雑談ながらも決め台詞を相談しあえるチームの存在が光ります
。
レーサーは車を扱うのでひとりのスポーツと思われがちですが、車を用意する役割のひとたちもいて立派な団体競技。同じく格闘技もトレーナーたちがいる団体競技
。
スタイルを持つ、スタイルがある、というのは実はその選手たちが自分のスタイルを語れる場(環境)がある、ということなのかもしれません
。
スキル・シェアというサービスも
本メールマガジンでも最近紹介をしている『スキル・シェア』というサービス。
クリエイターやマーケティングに携わるひとたち(スパースターという訳ではなく、それぞれの会社にいる凄腕の人たちという感じ)が、自身のスキルやノウハウを公開してくれているサービスです。
スキル・シェア
https://www.skillshare.com/
初心者向けの解説から、中級者向け、かなり高度な解説と充実したコンテンツが多い。学ぶにも2時間強かかるものもあります。
その一方で、30分から1時間ほどで気楽に見られるコンテンツもあります。
・写真画像ソフトの編集スタイル
・イラスト作成ソフトの描画スタイル
・特殊映像ソフトの細やかな調整スタイル
・絵を描く時、背景に加えるラフなさじ加減スタイル
・動画編集の色味の科学的なスタイル
・企画作成のスタイル
などなど、
それぞれのクリエイターの"スタイル"をぼーっと見るのが楽しい
のです(もちろん気づきも相当多い)。
その意味では、このスキル・シェアというサービスはクリエイターに対してスタイルを語ってもらう場づくり(環境づくり)を提供しているのかもしれません
。
・残念ながらF1ではスタイルをチームと共有できず活躍できなかったザナルディ
・チームとの語らいで、自身のスタイルを大晦日の名言という形で残した五味選手
場づくりは、スタイルを生み出し、結果、物語りが生じます
。
この状況下、語り合う環境づくりは難しいかもしれません。が、心を配り続けるに値する取り組みに感じます。
Forza Zanardi!
がんばれ、ザナルディ!
コーヒーブレイク
スキル・シェアというサービス、英語のみのサービスです。ハードルは高いのですが、クリエイターの方はいちどご覧になってはいかがでしょうか。他のひとのソフト操作方法を見るだけでもかなりの情報量だと思います(とくにこのご時世)。
加えて、先日、なかなかすごい機能が搭載されました。
動画に対して英語の字幕機能はついていたのですが、それとは別に話している内容が文章としてずらっと並ぶ機能が搭載されました(※全コンテンツではないかもしれません)。
字幕は動画の場面が変わると消えてしまいますが、文章はずらっと並び続けた(表示されたまま)状態です。加えて、動画で話している文章がマーカーでハイライトされる素晴らしい機能付き。
動画は全体構成が見えないのが欠点だと思っていたのですが、講義全文が文章で表示されるとなると欠点を補ってしまえます。
学ぶ環境、変わっていきますね。
:::編集後記:::
コーヒーブレイクに挙げた動画講義内容を文章化する機能。これは英語だからできることかもしれません。
英語は表音語なので音を人工知能に判別させやすいでしょうし、なにより英語はアウトプットされる情報量が膨大です(ゆえに人工知能も精度を高めやすい)。
このコロナ下で、言語によって学ぶ環境がだいぶ異なってきているのではないかと若干不安も覚えています。長期的な意味で、です。
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