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モノガタ x L'Express
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こんにちは。12月29日(火)です。
今週のメールマガジン モノガタ レ クスプレス をお届けしています。
 
#160 < ステイホームな年末年始に > 気になることを意識下に置くメリット
// 古典『 アイデアの作り方 』

秋の風物詩な村上氏

今回はステイホームな年末年始を過ごすための特別編として、古典『アイデアの作り方』についてお届けします。

少し前(10月)の話題ながら今年のノーベル文学賞は詩人 ルイーズ・グリュック さんが受賞されました。

と、知った風な書き方をしていますが、わたしがそれを知ったのも11月下旬あたり。東京新宿の紀伊国屋書店、洋書専門店でグリュックさんのコーナーが設営されていたのです。

聞くところによると、グリュックさんはピューリッツァー賞を1992年に受賞されていて、加えての評価のよう(受賞理由までは調べていません)。

そして秋口になると、同じく紀伊国屋書店洋書専門店からほど近い渋谷千駄ヶ谷。鳩の森神社あたりも、こうソワソワします。

「すわ、村上春樹、今年こそノーベル文学賞受賞か!?」

という期待にこの地が踊るのです。

なぜかというと、作家 村上春樹さんがデビュー前にジャズバーをこの地で経営されていたため。

そして先日、ビジネス週刊誌「ダイヤモンド」のオンライン記事に村上春樹さんのインタビューが記載されていました。


村上春樹氏インタビュー、首相が紙に書いたことを読むだけの日本は最悪(前編)
https://diamond.jp/articles/-/258224


個人的にはタイトルが釣りすぎていてあまり好きではありません。が、こうでもしないと読んでもらえないのでしょう。

実は私自身は村上春樹さんの本は手にとっても、どれも(ジャズのエッセイであっても)読み通せないくらい、僕は相性がよくないです。

それでも、このインタビューは興味深いものでした。

村上春樹さんはこんな風にモノゴトのプロセスを考えてるんだなぁというのがよくわかる。

 

コロナ禍での創作活動

村上さんは日常生活はそれほど変わらないとしながらも、創作活動はコロナ禍で影響を受けているはずだと語ります。

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人間は空気を吸って生きているから、空気が変われば身体も変わる。ただ、どのような変化が起こるかは、変化が起こってみないと分からない。

同じくコロナ禍における創作活動も2種類があって、

いま起きているこの現象を書き連ねるパターン

そして、もうひとつは、起きていることをいったん自分の意識に沈めて、自ずと出てくるのを見定めるパターン(時間がかかる)


それぞれがある

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と言います。

村上さんは後者、自分の意識下に置くのを好むそうです。


このように自分の創作スタイルを語れるのは素晴らしいことだと思います。

これだけの作家だからできる...
あのアーティストだから閃いているのだ...

と思われるかもしれませんが、実は創作活動にも一定の【 型 】があることを示してくれた古典があります。


『 アイデアのつくり方 』 ジェームス W.ヤング
https://amzn.to/3aLCToP


という小冊子(薄い本)です。

 

集めて、ふ化させる

この本では、2つのポイントを示してくれます。


1.まったくの新しいアイデアはない。新しいアイデアとは、既にあるアイデアを組み合わせてできたものである。


2.アイデアを生むためには、関連資料を集め、読み込む。そして寝かせる。思いも知れない瞬間に、それらが合わさってアイデアが下りてくる

というものです。

一昨年前から、アメリカのジャーナリスト兼作家のマルコム・グラッドウェルさんや、今年はスリラー作家のデビッド・バルダッチさんの創作プロセスを学んでいます。

どちらの方も、"準備" と "掛け合わせ" は話されています。村上春樹さんのインタビューにある "自分の意識下に置く" という言葉と通じます。


どれも言われてしまうと当たり前のことに感じます。でも、これがなかなかどうして出来ない(わたしは、です笑)

まずアイデアを生み出そうとするとき、直球で向き合ってしまいます。また、アイデアが生まれるまで待つ時間がもてないのも現実です。


今年は春先から日常が一変しました。
そして多くの方がステイホームな年末年始になりそうです。

わたしは仕事をしながら、空き時間はたまった小説を手に取ります。

いまの空気と共に本を読み。自分の意識下に置いていきたい。

『アイデアの作り方』に従うなら、いま抱えている課題とひっかかって、いつか下りてくるための準備期間になりそうです。


今年も本メールマガジンをお読みいただき、ありがとうございました。

みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
よき年末年始をお過ごしください

 

コーヒーブレイク

村上春樹さんの作品に『 海辺のカフカ 』という本があります。書名は知っていながら「カフカ」とはなにか、について気にかけることはありませんでした。

ただ、よくよくまわりをみると「カフカ」という言葉が出てくることが多く、フランツ・カフカさんが作家であることを知ったのもごく最近です。

積読をしたままになっていた海外のエッセイにもカフカの引用がされていまして、村上さんつながりでカフカも気になってきました。

この年末年始には時間が足りないでしょうが、カフカもどこかで読みたいと思います。


:::編集後記:::
惑星炭鉱のSF小説『デルタV』を読み終えました。次いで、春先まで集中して読んでいた、デビッド・バルダッチのスリラー小説シリーズを手に取っています。これまた面白い。ようやく本を読めるようになってきました。年内に間に合った(T-T)
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