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真に偉大なこととは
ケン
3月19日から26日まで、『忙しい人を支える賢者の生活リズム』の中国語版出版記念講演のため台湾に行ってきました。おもに牧師向けのセミナーを行っていましたが、ある講演のQ&Aの時間でこういう質問を受けました。「偉大な教会とは、どのような教会だと思いますか。」今回のニュースレターでは、この質問を受けてとっさに私の口から出た言葉をみなさんと分かち合いたいと思います。
 
私たち牧師は往々にして、サバイバル的な思考に陥ってします。どうにか教会が生き延びていくことだけに頭が向いてしまいがちです。これまでも何度かお話ししましたように、私自身22年前にテンス教会に来たとき、教会は20年間で20人の牧師が変わり、その間教会出席者は最盛期の10分の1ほどまで落ち込んでいました。ですから、教会の存続が危ぶまれる状況下で牧会するストレスと不安を私も嫌という程経験してきました。
 
一方、教会が安定してきても、私たち牧師は決して満足しません。礼拝出席者数の目標を100から150、200へと引き上げていきます。目標に達すると一時的に満足感を得ますが、またすぐに新たな数値目標を掲げるようになります。
 
私がバンクーバーで牧師となって間もない頃、テンス教会には属していないものの、私のために祈りたいと申し出てくれた人たちに祈りの課題を書いた手紙を出しました。その中で、私はまずこう書いた事をおぼえています。「私たちの教会に対する神の御心は、必ずしも大きくて有名な教会になることではないと思います。しかし、神に対して忠実な教会であるように召されていると確信しています。」Ⅰサムエル2:35で神が預言者サムエルにおっしゃった「わたしは、わたしの心と思いの中で事を行う忠実な祭司を起こす」という御言葉に引用し、「私たちの教会が、神の心と思いに忠実に事を行うことができるようにお祈りください」と彼らにお願いしました。
 
ほとんどの牧師は、真の成功とは神の御心を行うことだと信じていると思います。しかし、私もかつてそう思っていたように、もしかしたらあなたも、神が祝福されれば教会は成長して大きくなり、目に見える形で繁栄が表されるのではないかと心のどこかで思っているかもしれません。
 
そのような考え方は、すべてのことに当てはまるわけではありません。北米で最も売れている雑誌は、人気女優が誰と付き合っているとか、別れたとかを記事にしたゴシップ誌です。それらのタブロイド誌の発行部数は、権威あるタイム誌やエコノミスト誌を上回っています。風俗産業が生み出す収益は、プロ野球、プロ・アメリカンフットボール、プロ・バスケットボールの収益を合わせた額よりも大きいのです。単に大きいから、有名だから、巨額の利益を生み出すからといっても、それが神からの「祝福」だとは決して言えません。そのことは、教会やミニストリーにも言えることです。
 
神のやり方は私たちのやり方とは違うと、預言者イザヤは教えています。天が地よりも高いように、神のやり方は私たちのやり方よりも次元が高く、神の思いは私たちの思いよりも高い、と。(イザヤ55・8−9)神は、人々によって高く評価されている多くのことを蔑んでおられるとイエスも辛辣に指摘しています。反対に、貧しいやもめのわずかな献金を例にとり、人目につかず、この世の人々には見過ごされがちな事を神は評価するとイエスは教えられました。(ルカ21・1−4)
 
私たちを取り巻く世間では、持っているお金や社会的地位、栄誉などによって人を評価する傾向があります。人々がそうする理由の一つは、それらが簡単に計れる尺度だからです。しかし、あなたの人生の終わりで神の御前に立つとき、神はエクセルの表計算ソフトを持ち出し、あなたがいくら稼いだとか、どのくらいのものを生産したかなど調べて、人としてのあなたの価値を測ることはなさいません。神は瞬時に、あなたがどのような人であるか全てご存知です。目に見える功績よりも神にとって最も関心があるのは、あなたがどのような人で、どのように人々を祝福したかです。
 
私たちの教会やミニストリーに対しても、同じことが言えます。神は私たちの教会の大きさや予算、立派な会堂ではなく、ただ神の心と思いにあることを私たちが忠実に行っているかどうかに目を注いでおられます。
 
その点からも、イエスに倣うことはとても重要です。黙想の祈りや静まりの時を持つこと、安息日を守ることなどを通して天の父の御心を判断し、それを行うことこそが真に偉大なことだと私は信じています。
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・冒頭の写真は、何の花かおわかりになりますか?この白い花は、夏頃日本のスーパーでも売られているプラムの花です。西洋スモモとも呼ばれるそうですが、プラム(plum)の日本語訳は梅で、こちらの園芸店では日本の梅(花の観賞用)と果物の木であるプラムは同じ売り場に並んでいます。実は、ちょうど日本で新元号「令和」が発表になった頃、我が家では3年前に植えたプラムの苗木が初めて花を咲かせていました。令和は万葉集の梅花の歌が出典だそうで、そのタイミングの良さに驚くとともに、今はまだ細く頼りなげなプラムの木も令和の時代にスクスクと成長し、おいしいプラムの実をいっぱいみのらせてほしいと願っています。
・ワールドビジョン・カナダが企画した『魂のためのサバイバルガイド(仮題)』出版記念カナダ横断ツアーが始まりました。ケンは、主要14都市のうち現在5つの都市を訪れました。このツアーは牧師向けのため、ウィークデーに三時間ほどのセミナーが開催され、ケンは週末バンクーバーに戻って説教をしています。カナダは人口は少ないものの国土が広大なため、それぞれの地域によって文化や特徴がかなり異なります。それぞれの地に遣わされた牧師たちに出会い、互いに励まし合うという貴重な体験をさせてもらっているようです。
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